ブログ– archive –
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特徴的なブロック注射 星状神経節ブロック
前回はペインクリニックの代表的な神経ブロックである硬膜外ブロックについてお伝えしました。様々な疾患や症状に対して有効性があるとともに、適応をしっかりと考えて目標を決めながら治療を行うことが重要となります。今回は、ペインクリニックの代表的... -
硬膜外ブロックってなに?
これまで痛みの解説やブロック注射の解説で登場してきた硬膜外ブロックについてお伝えしていこうと思います。 なぜ硬膜外ブロックかというと他のブロックにはない様々な作用があるためかなり広い範囲の疾患、症状に対して有効となりうる可能性のあるブロッ... -
帯状疱疹の痛みの治療はどうするの?(神経ブロック編)
前回は帯状疱疹に関しての考え方や治療方針についてお話しました。まずは帯状疱疹がどのようなものか、それが理解できるとどのように治療していくのが理にかなっているのか、少しイメージがつきやすくなればと考えております 今回はその中でも痛みのコント... -
帯状疱疹の痛みの治療はどうするの?
帯状疱疹についての総論は以前にブログで紹介しておりますが、帯状疱疹関連の痛みに関してもう少し深くお話する機会を今回できればと考えております。 当院でも帯状疱疹の診断がついていない状態で皮疹・痛みで受診される方もいれば、皮膚科や内科で帯状疱... -
術後に続く慢性的な痛みについて
手術は原因となる疾患を治療するために行われますが、それと共に多くの手術は体への負担が大きくかかります。その手術で患者さんが一番体感してしまうものとしては痛みになると思います。手術に関連する傷の痛みや、体の内部の痛みも術後は数日から数週間... -
睡眠・自律神経に対して頭痛と腰痛の関連は?それらの対処法は?
前回のブログでは「睡眠」「自律神経」「痛み」に関してそれぞれ双方向の関係があることを示していきました。これらを確認することによって、どれかを改善することができたら他の問題も改善する可能性があるとも言えるので、実際の診察で多い、睡眠と頭痛... -
『睡眠』・『自律神経』・『痛み』はどんな関係なの?
痛みはしばしば自律神経との関連を考慮して治療が行われることがあります。そのため神経ブロックを用いた治療では自律神経を狙ったブロック注射はありますが、西洋医学の薬物療法では直接自律神経を調整する方法は少なく、東洋医学の漢方が自律神経の調整... -
痛みに対する薬物療法について③(痛覚変調性疼痛 )
前回(侵害受容性疼痛)、前々回(神経障害性疼痛)に引き続き、痛みに対する薬物療法についての最終回となります これまでぶつけた時などによる痛みは侵害受容性疼痛に分類されて、アセトアミノフェンやNSAIDsの薬物療法が有効とされる、一方で帯状疱疹や... -
痛みに対する薬物療法について②(神経障害性疼痛)
前回は痛みの性質を説明させていただき、そのあと代表的な痛みの種類の侵害受容性疼痛に対する薬物療法についてお話させていただきました。今回は神経障害性疼痛に対しての薬物療法についてお話していきたいと思います。痛みの性質を前回の内容をおさらい... -
痛みに対する薬物療法について①(侵害受容性疼痛)
これまで帯状疱疹、腰痛、頭痛など様々な痛みについて説明してきましたが、治療方法としてブロック注射だけではなく、痛みに対する薬物療法の考え方も皆様と情報共有できるよう今回お話していきたいと思います。これまでのブログで痛みについての解説も述...